T“LUCK”│運送業システム初心者のためのWEBマガジン » 運送業システムとは » 運送会社のデジタル化をわかりやすく

公開日: |更新日:

運送会社のデジタル化をわかりやすく

運送業界もデジタル化すれば、業務効率化に一歩近づきます。「デジタルなんてわからない」「コストがかかりそう」など、経営者にとっては心配なことは多いでしょう。突然「デジタル化」といわれても、現場から「難しいことはしたくない」「これまでの方法に慣れている」という声が出るかもしれません。

ただ、デジタル化による業務効率化は、ドライバーをはじめ物流全体の生産性向上につながります。デジタル化は企業の成長や生き残りにも影響を与えるものなのです。運送業でジタル化するポイントを解説します。

デジタル化とは?

デジタル化は、従来の仕事のやりかたは変えず、個別の業務に「便利な道具があるから取り入れてみよう」とすることを言います。混同されがちな言葉としてDX(デジタルトランスフォーメーション)がありますが、こちらはデジタル技術を使って、従来の経営のやり方を確信するような取り組みのことです。ビジネスモデルそのもの、企業の根本から新しく変えていくような、会社全体でデジタル化を用いた変革が求められます。

手続きは昔ながらの書類でおこなっていないでしょうか?点呼や配車管理は?これらはデジタル化しやすい分野であり、AI化すれば業務負担と人件費の削減も期待できます。物流業界も、DXを通じて「やり方を改善しよう」「働き方改革をしよう」という動きが出ています。まずはデジタル化に取り組んでみることをお勧めします。

運送業でデジタル化が図れる分野

運送業界でデジタル化できる分野として、情報処理があげられます。情報処理の分野はデジタルとの相性がいいからです。DX化となると、人間が行っていた作業をいきなりロボットにすべて任せるような現実的ではない領域になります。費用面でも負担が大きいほか、AIによる自動運転1つとっても研究段階です。

しかし、荷役や輸送の前後に関わる情報処理は、付帯業務かつ地味な分野であるため、変化させやすいポイントとも言えます。情報処理一件あたりの負担は大きくありませんが、積み重ねれば大きな時間・労力のかかっている箇所です。デジタル化によって効率化できれば、時間短縮でき、中心業務にも余裕が生まれるでしょう。結果、全体にいい影響を与える可能性を秘めているのです。

デジタル化できる取り組みの例

情報処理といっても、具体的な対象・何をどうすればいいのかイメージできないと、システム導入にも腰が引けるのもしかたありません。運送業界の業務でイメージしやすいデジタル化の具体例を解説します。

配車

配車は、DX化と相性がいい業務です。荷物量や運送先の住所、担当者の割当や車両数、配車表の作成、伝票集計や輸送実績の記録、その都度人の手だと負担は大きく時間がかかります。システムによってデジタル化すれば、計画作成がスピーディーになるのです。

また人がさばいていると、細かなミスも出てきます。配車業務が複雑化すれば、割当に時間がかかるでしょう。配車担当者次第で生まれてしまう効率の差も、システム化すれば一定の工数に収めることができます。緊急で生じた変更も、システムを通じてリアルタイム対応ができるため迅速な車両と人員の割当が可能です。

配送ルートの選定であれば、新人と熟練者、土地勘がある人とない人では差が出てきます。管理システムを導入すれば、一律に効率的な配送ルートを見つけやすくなるのです。時間のロスや、配送の遅れ、燃費の問題が生じにくくなることが期待できます。

運転日報

運転日報もデジタル化できる分野で、管理者に限らずドライバーに恩恵をもたらします。運転日報はドライバー情報、運転した日時や走行時間や距離など多く記録しなければなりません。

運転日報はドライバー個々人で違うことも多く、手書きだと文字が見づらい問題も出てきます。デジタル化すると、フォーマットが異なるといった問題もなくなり、業務時間の記録と把握が簡単にできるのです。

走行時間や距離数も自動で記録されるため不正のリスクもありません。記載漏れのような問題も解決できます。内容を分析すれば、車両に問題点があった場合もいち早く気づけますし、過剰な勤務時間になっていれば改善の参考材料として見直しも可能です。

動態管理

勤怠管理もデジタル化できます。車両数に比例して勤怠管理の負担は増しますし、位置情報の正確性に不備が生じかねません。いい加減な情報で勤怠管理をすれば業務効率化と、ほど遠くなります。

勤怠管理をデジタル化し、GPSもプラスすれば、位置情報を正確に把握できるのがメリットです。どこを走っているかすぐにはわからない状態がなくなり、ドライバーからも逐一情報を伝える手間が省け、コミュニケーション工数が削減できます。車両が複数台あっても、スムーズに管理できるのです。

勤怠管理に蓄積されたデータを活用した、適切なルートを検討できます。万が一事故のようなトラブルがあっても、勤怠管理システムで位置情報を正確に把握できるため迅速対応できるのもメリットです。

運送業務を一元管理できる
システム・ソフト一覧を見る

クラウド型運送業システム導入しやすい最安値プランで、
気になる費用を比較

COMPARISON
効率化したい業務から選ぶ
おすすめの運送業システム3選

編集チームが50以上の運送業システムを調査したところ、基本機能に大きな違いはほとんど無く、それぞれの使いやすさで選ばれているのが実態のようです。
エクセルにはエクセルの良さもありますが、「今よりちょっとラクしたい」をサポートする、おすすめのシステムをご紹介。

ルート最適化や監視など
配車業務をラクにしたい!
GeoRouter
GeoRouterキャプチャ
引用元:GeoRouter公式HP
https://geoinfo.co.jp/product/georouter.html
ココが使いやすい!
  • AI自動配車機能で、複雑な条件でも短時間で計画を作成できる
  • 地図入力による手動配車とも併用でき、フレキシブルな設定が可能
  • 日々状況が変わる訪問/回収/送迎や新人教育にもおすすめ
月額費用 30,000円~(税不明)

基本機能や事例を
さらに詳しく見る

公式サイトから
問い合わせてみる

電話で問い合わせ

請求書発行や売上集計など
帳票処理をラクにしたい!
コムトラックシステム
Comtruck System(コムトラックシステム)
引用元:イクソル公式HP
https://www.ixol.co.jp/
ココが使いやすい!
  • ドライバー自身で売上登録ができ、経理が転記する必要なし
  • エクセル配車表の取り込み&請求書連携可能
  • リアルタイムでどこでも集計確認でき、決裁者にも共有しやすい
月額費用 11,000円~(税込)

基本機能や事例を
さらに詳しく見る

公式サイトから
問い合わせてみる

電話で問い合わせ

乗務務記録や点検記録など
車両管理をラクにしたい!
SmartDrive Fleet
SmartDrive Fleetキャプチャ
引用元:SmartDrive Fleet公式HP
https://smartdrive.co.jp/fleet/
ココが使いやすい!
  • 運転日報が自動入力されるため、記録のために帰社させる必要なし
  • 走行履歴からドライバーのクセを分析し、運転指導に活かせる
  • シガーソケットに挿すだけの簡単導入
月額費用 要お問い合わせ

基本機能や事例を
さらに詳しく見る

公式サイトから
問い合わせてみる

電話で問い合わせ