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運送業システムの選び方
運送業において、勤怠管理システムや配送システムはどのように選べばいいでしょうか。選定ポイントを踏まえて詳しく解説します。自社の課題を解決できる運送業システムを導入し、スムーズな業務を行えるようにしましょう。
運送業向け勤怠管理システム
運送業では、長距離ドライバーや早朝や深夜に勤務するスタッフの勤怠管理が難しい場合があります。従業員の勤怠管理をサポートしてくれる勤怠管理システムの選び方を説明します。
勤怠管理システムとは
勤怠管理システムとは、従業員の出退勤時刻の記録、休暇の申請や取得の記録、シフト管理などをサポートするためのものです。
タイムカードでは出退勤時刻の打刻だけしかできず、エクセルへ入力して休暇やシフトなどの管理を行っていました。
勤怠管理システムでは、PCへのログイン、指紋や顔認証、ICカード、QRコード、スマートフォンなどで記録することができ、記録した情報を集約して集計までしてくれます。
勤怠管理システムは、クラウド版かパッケージ版かも選択でき、セキュリティの面などから選ぶ必要があります。
選定ポイント
スマートフォン対応
運送業では従業員が働く時間帯が異なるため、勤怠管理の担当者が不在の場合の打刻が不正なく正確に行われることが大切です。
従業員がいつも持ち歩くスマートフォン対応のシステムであれば、従業員が簡単に入力できるだけでなく、不正も防止できます。
GPS機能付き
運送業ではドライバーの勤怠管理が難しく、長距離ドライバーともなると、今どこにいるのかを把握することも大切になってきます。
GPS機能がついていれば、ドライバーの位置が常にわかるようになり、自己申告による不正も防ぐことができます。
給与計算ソフトとの連動
勤怠管理システムが給与計算ソフトと連携できることが望ましいです。この2つが連動していれば、勤怠管理表を見ながら給与計算する必要がなくなり、業務が楽に行えるようになります。
配送システム
運送業のメイン業務でもある配送。出荷から配送完了までの管理を一元化し、間違いのない配送管理を行うシステムを紹介します。
配送システムとは
配送管理は間違いがあってはならない重要な業務です。配送システムを導入することで、リアルタイムな配送状況の把握や配送追跡、履歴管理ができ、配送時のトラブル防止にも繋がります。
伝票登録や問合せ機能、未出荷・未配達のチェック機能、宅配業者との出荷・配完データの連動など、配送システムで一元管理することにより、煩雑な業務が集約され、ミスの少ない配送が可能になります。
選定ポイント
わかりやすさ
配送スケジュールは複雑なので、一目でわかるように可視化され、操作しやすいことが大きな選定ポイントとなります。
可視化された配送スケジュールを見ながら、必要に応じてメールなどで指示が出せるなど、自社に必須の機能があるかどうか確認しましょう。
配送システムの得意分野
運送業と言っても、さまざまな物流形態があります。配送システムにも、どの形態を想定して作られたものかで違いがありますので、システム選定の際には、どのような分野が得意なのか、どのようにカスタマイズが可能なのかを確認してください。
その上で、自社の業務とのマッチングを考慮して選びましょう。
クラウド版かオンプレミス版か
配送システムにはインターネット経由で使うクラウド版と、自社にサーバの構築をして運用するオンプレミス版があります。
サーバの設置が不要でシステム運用業務をサービス提供者に任せられるならクラウド型がおすすめです。
一方、自社用にシステムをカスタマイズでき、導入の初期費用を抑えたいならオンプレミス型の方が向いています。セキュリティ面でもクラウド型より安全性が高いと言えるでしょう。
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おすすめの運送業システム3選
編集チームが50以上の運送業システムを調査したところ、基本機能に大きな違いはほとんど無く、それぞれの使いやすさで選ばれているのが実態のようです。
エクセルにはエクセルの良さもありますが、「今よりちょっとラクしたい」をサポートする、おすすめのシステムをご紹介。
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